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長与町は長崎県下最大の人口を有する町で、みかん畑に彩られた山々と波穏やかな大村湾に囲まれ、中心部を流れる長与川沿いや丘陵に団地が立ち並ぶ、自然美と造形美に満ちた美しい町です。

町内には幼稚園から高校、高等技術専門校、さらには大学まであり、充実した教育環境が整備され、『教育』『文化』『スポーツ』が盛んな学園都市でもあります。

2019年には、町制施行50周年という記念すべき年を迎えることが出来ました。

当時13,000人規模の村が、今では40,000人強の町へと発展して参りました。

獅子舞踊りを始め、なぎなた踊りや浮流など、数々の伝統芸能を受け継ぎ、新しい町民をスポーツや地域の活動で迎え『協働』のまちづくりに取り組んで参りました。

そして今日のコミュニティが形成されてきたのです。

現在、長崎市のベッドタウンとして、特に四つの視点からまちづくりに取り組んでおります。

一つ目は『子育て』の充実です。
子育てに関するワンストップ窓口を創設し、妊娠期から子育て期までの切れ目のないサポートなどを行っています。

そして二つ目が『教育』です。
地域ぐるみで子ども達を見守るとともに、心と体を育み、柔軟な知性を磨き時代に対応できる「人づくり」に取り組んでいます。

三つ目が『健康づくり』です。
終の棲家として、いつまでも健康で自由に暮らせるように、健康ポイント事業や健康教室などを通して、人と人とが触れあえる健康なまちづくりを創出しています。

そして四つ目が『遊び心のあるまち』づくりです。
これは、居心地がよく、もう一度訪ねたくなるような、そして印象に残るストーリーと出会えるような、そんな町をイメージしています。

その他にも、私が町長就任以来ずっと続けている町民皆さまと語らう『ほっとミーティング』や広く意見を伺う『まちづくり提案箱』の設置があります。

また、高田南土地区画整理事業や都市計画道路西高田線などの大型事業につきましても、完成に向けて着実に進めていくとともに、民間企業が町内に開設したサテライトオフィス、コワーキングスペースをはじめ、令和5年度から県立大学シーボルト校にて共用開始を予定している「産学共同研究センター」が地域活性化の拠点として動き出すなど、長与町から新たなチャレンジがスタートするものと期待しております。

加えて、新たな取り組みとして、ありのままの自然を生かした農業体験・漁業体験などを通じ、交流人口の拡大と農山漁村地域の活性化を目的とした、「ながよグリーン・ツーリズム」などもスタートいたしました。

これからも幸福感を実感できるような、住みたい・住み続けたい・住んでよかった『幸福度日本一』の町を目指し魅力あるまちづくりに取り組む所存ですので、皆さまにはご指導・ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

長与町長　吉田　愼一