2　保護管理者は、戸籍情報システムについて、火災、盗難その他の災害に備えて必要な保安措置を講じなければならない。

3　保護管理者は、事故が発生したときは、速やかに事故の経緯及び被害状況を調査し、戸籍事務管掌者である町長に報告しなければならない。

4　戸籍事務管掌者に事故があるとき、又はその者が欠けたときは、あらかじめ戸籍事務管掌者が定めた者がその職務を代理する。

2　戸籍情報システムの処理が可能な端末装置は、来庁者からは内容が読み取られない位置及び角度に配置しなければならない。

3　入出力された戸籍データは電算処理を行う他の業務と連動して処理してはならず、また、これを他の業務に利用してはならない。

4　入出力された戸籍データは、不要となった時点で速やかに裁断等により復元不可能な処理を施し、処分しなければならない。

2　戸籍サーバーの磁気ディスク等の適切な管理の実施を担保するため、クラウドサービスは、PCIDSS(クレジットカード情報における保護セキュリティ基準をいう。以下同じ。)の外部認証を取得しているデータセンターから提供されるものを利用するものとする。

3　保護管理者は、必要に応じて戸籍情報システム事業者に対し、PCIDSSの認証が継続しているかを確認するものとする。

2　取扱責任者は、ドキュメントを外部へ持ち出し、複写し、又は廃棄するときは、保護管理者の許可を受けなければならない。

2　保護管理者は、遠隔監視を行っている戸籍情報システム事業者にも制限を設け、正当権限者(戸籍情報システム事業者の従業員のうち、町からの委託事業を担当するものをいう。以下同じ。)以外の者からの利用を防止しなければならない。

3　保護管理者は、戸籍サーバ利用に関する履歴を常時記録し、必要に応じて戸籍情報システム事業者に請求し、利用状況を確認しなければならない。

4　遠隔監視を行っている戸籍情報システム事業者は、緊急時の場合は、即時に保護管理者に報告し、状況等の説明をしなければならない。

5　保護管理者は、戸籍情報システム事業者から前項の報告を受けたときは、即時に協議体制を整え、対応しなければならない。

2　保護管理者は、遠隔監視を行っている戸籍情報システム事業者にも制限を設け、正当権限者以外の者からの利用を防止しなければならない。この場合において、保護管理者は、戸籍情報システム事業者の戸籍データへのアクセスについては、緊急時の保守作業においてのみ許可し、ID及びパスワードを付与しなければならない。

3　保護管理者は、データアクセスに関する履歴を常時記録し、必要に応じて戸籍情報システム事業者に請求することにより利用状況を確認しなければならない。

4　遠隔監視を行っている戸籍情報システム事業者は、緊急時の場合は、即時に保護管理者に報告し、状況等の説明をしなければならない。

5　保護管理者は、戸籍情報システム事業者から前項の報告を受けたときは、即時に協議体制を整え、対応しなければならない。

2　戸籍情報システムの操作(戸籍情報システムのバージョンアップ後の動作確認を含む。)は取扱職員が行うものとする。

3　保護管理者は、戸籍情報システムのアクセス履歴を常時記録し、必要に応じて利用状況を確認しなければならない。

2　保護管理者は、ID及びパスワードの設定、更新、発行、保管等の運用方法を定め、これを厳重に保管しなければならない。

3　保護管理者は、ID及びパスワードを当該者以外の者に漏らしてはならない。

4　取扱職員は、自己のID及びパスワードを他人に漏らしてはならない。

5　戸籍情報システム事業者は、ID及びパスワードを正当権限者以外の者に漏らしてはならない。

2　保護管理者は、取扱責任者に次の各号に掲げる事項を報告させ、戸籍情報システムの取扱状況を把握しなければならない。

2　取扱職員は、戸籍業務、戸籍附票業務及び戸籍関連業務に必要な場合を除き、端末機を操作し、見出しデータ及び戸籍に関するデータを検索してはならない。

この規程は、令和6年10月28日から施行する。