●町民と議会と町長

　長与町を住みよい町にするためには、町民全員で話し合うことが最も望ましいことですが、全ての町民が一堂に会して話し合うことは実際には不可能です。

　そこで、町民の皆さんが選挙によって、町民の代表者である「議員」・「町長」を選び町政を委ねています。

　議会は、町民を代表する議員（25歳以上）で構成され、町の意思を決定する「議決機関」、町政が適正に行われているかチェックする「監視機関」としての役割を担っています。

　一方、町長は議会の決定に基づいて実際に仕事を実行していきます。町長並びに教育委員会・選挙管理委員会などを「執行機関」といいます。

　議会と町長は、ぞれぞれ独自の権限を持ち、対等な立場で、お互いにけん制・協力し、公正で均衡のとれた町政を運営していきます。

●議会の運営

◎定例会と臨時会

　町議会には、年4回（3月・6月・9月・12月）定期的に招集される「定例会」と、緊急に招集される「臨時会」があります。

◎本会議

　本会議は、議員全員で構成され、議案などを審議し、議会の最終的な意思を決める会議です。ここでは、提案された議案の説明や質疑を行い、賛成・反対を明らかにし、採決により議案の賛否を決定します。

　また、議員が町の行政事務全般にわたり町長の考えを問いただす一般質問を行います。

◎委員会

　議案などは、最終的には本会議で決められますが、町の仕事は幅広く複雑であるため、委員会で専門的に審査します。

　委員会には、「常任委員会」「議会運営委員会」「特別委員会」があります。

【常任委員会】

　長与町議会には、3つの常任委員会（総務厚生常任委員会・産業文教常任委員会・議会広報広聴常任委員会）があり、議員は少なくとも1つの常任委員会に所属しなければなりません。

　常任委員会は、その部門に属する当該地方公共団体の事務に関する調査を行い、議案、請願、陳情等を審査します。また、議会の議決により付議された特定の事件については、閉会中も、なおこれを審査することができます。

　委員の任期は2年としています。

【議会運営委員会】

　議会運営委員会は、議会運営を円滑に行うため設けられ、議会運営に必要な事項に関し協議しています。

　また、議長の諮問機関として議会運営に係るさまざまな調査研究を行っています。

　委員の任期は2年としています。

【特別委員会】

　特別委員会は、特定の問題を調査又は審査するために、必要に応じて議会の議決によって設置される委員会です。

◎全員協議会

　議会では、本会議と各委員会のほかにも、必要に応じて全員協議会を開催します。

　これは議会の運営に関し協議又は調整を行うなど、町政上の重要な問題について検討するために必要な会議です。また、町長などの執行機関から説明を受けたり、意見を述べたりします。

●定例会の流れ

長与町議会では、定例会に提出された議案は次の順序で審議しています。