設置の経緯
人口減少や節水機器の普及に伴い料金収入が減少する一方で、老朽化した施設の更新及び耐震化に係る費用は増加傾向にあるなど、上下水道事業を取り巻く環境は厳しさを増しています。
本町においても例外ではなく、今後も人口減少が見込まれる中、料金収入の減少や老朽化施設等の更新費用及び近年の物価高騰に伴う維持管理費の増加など、現行の料金水準では、更新に必要な資金を確保することが困難な状況が見込まれます。
このような状況下においても、将来にわたり安定した上下水道サービスを提供できるよう上下水道事業の持続可能な経営の確保に向け、水道料金及び下水道使用料の適正化を調査・審議するための審議会を設置しました。
審議会の役割
水道料金、下水道使用料等の適正化を図るため、水道料金等に関する事項について、調査・審議します。
今後の審議会予定
水道料金の適正化を図るため、料金水準や料金体系の見直しについて調査・審議していきます。
○審議期間:令和7年8月~令和8年10月(予定)
○審議会委員:10名以内(学識経験者、水道使用者代表など)
本町の水道事業の現状と今後の見通し
・人口減少や節水機器の普及による使用水量の減少により、給水収益(水道料金収入)は年々減少傾向にあります。
・水道施設の老朽化が進み、今後30年以内に大部分の更新が必要となります。
・近年の物価上昇により、施設の維持管理費など費用が増加しています。
本町の水道事業の課題
・施設の老朽化が進んでおり、老朽化した施設を更新する費用が必要となります。
・近年の激甚化・頻発化傾向にある災害に備えるため、計画的に耐震化を進めていく必要があります。
・今後も持続可能な水道事業サービスを提供していくため、財政基盤の強化が必要です。
▲水道管からの漏水の様子。漏水すると、修理のため断水となり水道が使えなくなる場合があります。