※1 長与小学校運動場の一面化について
長与小学校は、平成24年度校舎の改築が行われ12月には完成し,平成25年1月から新校舎で教育が行われ、子ども達の楽しい笑い声も一段と大きく聞こえている感がする。
一方、運動場に目を転じてみると従来からの下の運動場(下段という)は一面にして約7,700平方メートルあったものが、その北側に校舎が新築されたため、約4,500平方メートル程度となってしまった。
道路を真ん中に挟み、上の運動場(上段と言う)は約5,300平方メートル位であると思われるが、運動場として利用できる有効面積は、下段とさほど変わらない約4,000平方メートル強位ではないかと推察される。
上・下段の運動場は道路で完全に分断され、他校のように一面ではなく使い勝手が大変悪く、教育上からよろしくない状況にあるのではないかと心配をしている。
そこで以下について質問する。
(1)町内の各小学校とも長与小を除いて運動場は全部一面となっている。その各学校の運動場の面積はどのようになっているのか。
二つには、当然ながら運動場は一面が望ましいのであるが、基本的な考え方としてどのように考えておられるのかお尋ねしたい。
(2)現在は下段の運動場しか利用できなく、お昼時等はいも洗いのような状況が見受けられている。
授業ではどのような方法にて利用しているのか。
(3)上段の整備は今年度末頃完了の予定と聞き及んでいるが、これが完了すると新年度から利用することとなるが、どのような利用計画を考えているのか。
(4)上・下段の高低差は約3m程度あるようである。
そこで提案を含めて質問する。
現在の運動場はほぼ同規模位の面積で二分割された状態であり、これが将来共にこのままで行くことはいかがなものかと思われてならない。
そのためには、上・下段の運動場を一面化することである。
方法としては、下段の運動場を高低差の約3m程度を嵩上げして、上段の運動場とつなぎ、その下段の上部は運動場とし、下部は駐車場として確保し利用するのである。
そのことにより運動場は上段・下段が一面化され、道路の横断もなくなり安全性が確保されることとなる。駐車場は約110台程度は可能と思われ、特に駐車場が中心市街地のど真ん中にこれだけ確保されると、役場を利用される町民への提供と、学校関係者の利用その他多様な利用価値が出てくるのである。
4〜5年程度の期間を以って計画立案・事業実施について、行動を起こす考えはないかお尋ねする。
※2 新図書館の建設について
新図書館(私は生涯学習センターと称してきた)の建設位置について若干の経過を申し上げると、私の一般質問『平成21年9月定例会の一般質問の再質問』で前町長は(1)住民が利用しやすい場所(2)現在地を考えていると表明をされ、町民の方々もようやく位置の決定がなされたと安堵するも、その後二転、三転し任期中し、挙句の果てには最終結論が出し得ない状況であった。
吉田町長は就任されて2年が経過しようとしていた、今年3月の施政方針で『懸案事項でございました新図書館につきまして、私は、この施設建設場所を現在造成が行われております榎の鼻土地区画整理事業地内の保留地約1万平方メートルとすることに決断いたしました』と表明された。表明されることは良いこととしても、それには、用地購入のための議会対応、図書館の規模、並びにその建設費及び財源などその裏づけが伴われなければならない。
図書館の建設については、過去何回となく言ってきているように、幼児並びに小中学生から高齢者までの方々が気軽に利用され、また交通の便が良く、障害者等の方々が利用される車椅子でも行くことができ、更には平坦地であることが条件である。
議会においは議会報告会を開催してきたところであるが、そのいの一番での意見は榎の鼻土地区画整理事業地内は高台にあり、図書館には適さないなど悪評で見直すよう指摘がなされたところである。
又町民の中では、高台にある文化ホールの二の舞をするのかとの指摘をよく聞く。
そこで以下について質問する。
(1) 用地購入のための議案の提案もなく、更には議会の議決前に町長の『決断しました』の表明は議会軽視との指摘があるが、どのような論理を以って説明されるのか。
(2) 用地購入のための、議会の議決の見とおしはたっているのか。
(3) この土地については、9月の議会での同僚議員への答弁では、区画整理の組合から要望があり面積は10,947平方メートル、金額では5億6,400万円、買取年度は3ヵ年とのことであった。10,947平方メートルの内平地は8,677平方メートルだそうであり、利用可能面積は全体の約88%のようである。
この用地は、開発地のどの位置で、どのような状況に現在あるのか、町民が良く分かるように明らかにされたい。
(4) 高台にあるなどの悪評高いこの地はあきらめるべきである。ましてや土地は購入しなければならず、価格も約5億7,000万円とのこと。このお金の元は住民の税金であることを忘れてはいないのか。無駄な金使いであると思うがどう考えるのか。
(5) 提案を含めて質問する。新図書館は、前町長も一時決断し現在地と表明しているように、現在の図書館・長与町公民館のある現在地に変更すべきである。
この土地は当然町有地であり、購入する必要はない。現有面積は約3,250 平方メートルあり、駐車スペースも建築面積以外の用地に約50台程度は確保可能である。又地下駐車場構想により約50台程度は確保が可能と思われる。
アンケートの結果から、『図書館に行きにくい』。『行きにくい』とした方の過半数が『駐車場が狭い』との回答である。駐車場を造ればよいのである。
ここの位置ならば大多数の町民の理解と賛同が得られる【現在ここにあるのだから】と思う。
土地購入の必要がなく無駄使いもなく、面積的にも十二分とはいえなくともそれなりに対応可能であり、更には平坦地にあり町の中心地であり、幼児から高齢者までの利用ができ、図書館の位置としては申し分のないところである。
この現在地に変更するよう、町長の決断を求めるが決意の程をお聞きしたい。