町の概要
人口・世帯数:40,780人・16,011世帯 (令和2年国勢調査)
面積:28.73平方キロメートル
長与町は純農村地帯として柑橘栽培を主体に長崎市のベッドタウンとして発展を続け、団地開発等による大規模な人口流⼊の結果、長崎県内の町としては最大の人口を有しています。
交通面では、町内にJRの駅を4つ有するなど、近隣の⻑崎市・諫早市・時津町と時間的・物理的に近い距離で結ばれたアクセスの良さから、通勤・通学や日常生活の利便性を備えた「都市機能」と「身近で豊かな自然環境」を併せ持つ町となっています。また、町内に有料道路のICが2つあり、長崎空港から車で約40分程度と県外からも来訪しやすい位置にあります。
さらに、2022年9月23日には西九州新幹線(長崎↔武雄温泉)が開業し、他県からのアクセスも便利になりました。
みどころ紹介
≪自然環境と都市機能が調和した暮らしやすい町≫
町の中心部には品ぞろえ豊富なスーパーや新鮮な農水産物が並ぶ直売所があり、少し車を走らせれば、「次代(あす)に残そう長崎百景」に選定されている琴ノ尾岳や堂崎鼻といった豊かな自然と触れ合えます。
長与町では海沿いの通りを「長与シーサイドストリート」と銘打ち様々なイベントを開催しているほか、通り沿いにはオシャレなカフェや温泉等があります。とくに、春には「和三郎憩いの広場」の満開の桜が訪れた方を歓迎してくれます。
一方、琴ノ尾岳は、江戸時代に長崎の異変を大村藩へ知らせたのろし台があったというだけに、その眺めは抜群。
展望台からは東に雲仙、北に大村湾や長崎空港、南に長崎市街地や長崎港が望める360°のパノラマが広がります。
≪住み続けたいまち≫
長与町には地域のつながりを大切にする心優しい人たちが暮らしています。
朝から小学生の元気な挨拶が響き、近くには子どもたちを見守る地域の方々がいて、川沿いでウォーキングを楽しむ人たちの姿も。
休日の公園では、多くの家族連れが余暇を楽しんでいます。
町民が一堂に会する体育祭やソフトボール大会は毎年大盛況。地域の力を結集して誰もが真剣に、楽しく交流しています。
夏には町の風物詩ともいえる「長与川祭り」が催され、冬にはマルシェが開かれ、多くの観光客が訪れます。
特に、夏に開催されるペーロン大会は長崎県を代表する伝統的な競技ですが、一斉にペーロン船が海を切り拓いていく姿は圧巻で、一見の価値があります。
≪充実した運動施設等≫
長与町では、ナイター設備が完備されているテニス広場やフットサルコートなどの運動施設が利用できます。
総合公園では、毎年、町民体育祭が開催され、自治会毎にチームを編成し、運動を通して楽しみながら交流しています。
また、小規模ながら、多くの公園を設置しており、放課後や休日には子どもたちが元気に遊んでいます。
フットサルコート(ナイター設備あり)
町民ソフトボール
トレーニング施設
≪脈々と受け継がれてきた伝統芸能≫
長崎県は、「龍踊り」や「くんち」などの国際色豊かな祭りやイベントが豊富な地域です。
長与町でも、「獅子舞」や「浮立」といった地域性豊かな様々な伝統芸能が伝えられています。
なぎなた踊り:明治18年に揚心流棒術と静流長刀の使い手だった、岡郷の和田家の3代目になる故和田茂太郎氏が「祇園祭り」の先触れとして参加したことに始まります。この踊は長刀と棒術を組み合わせたもので、一番「基本」二番「かただすき」三番「すけぎり」四番「花車」という名がついています。昔は15才から20才位の青年達が踊っていましたが、昨今は小学生が中心となり踊っています。
浮立:昔は虫追いや雨乞いで、近年では、祝賀行事で催されています。俗に千人浮立といわれて、郷民こぞって参加して、出し物は先頭から傘鉾・カラ・矢箱・ネッツズミ・ササラ・笛・カケ踊・太鼓・鉦の9部門で笛に合わせて演技が行われます。
獅子舞:獅子は悪魔を払い、五穀豊穣、家内安全、お家繁盛を守るといわれ、毎年、旧暦の10月13日に氏神様である摩利支尊天王神社の祭礼の日に踊りを奉納しています。また、戦前・戦後を通じて長崎くんちに出演しているほか、各種の芸能大会に出場しています。