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ミカンコミバエ種群の誘殺と防除(テックス板(誘殺板)設置)およびトラップ調査の実施について

最終更新日:

 本年、長崎県内で果樹や野菜の重要害虫であるミカンコミバエが見つかっています。果樹や野菜の果実を園地や庭先に放置するとミカンコミバエの発生源となる恐れがあるので、取り残した果実は処分してください。

 ミカンコミバエのまん延防止にご協力をお願いします。


ミカンコミバエとは?

 ミカンコミバエは、カンキツ類、ビワ等の重要害虫で、体長約7.5mm程のハエの仲間です。この害虫は、カンキツ類、ビワ、モモ、イチゴ、ナス、トマトなど多くの種類の果物や野菜に卵を産み付け、幼虫(ウジ)が中を食い荒らし、収穫できなくなります。

 現在、長崎県・関係市町・JA・農林水産省植物防疫所で協力して調査と防除作業を行っています。

  • Alt(ミカンコミバエ)

    ミカンコミバエの成虫

  • Alt(幼虫による食害)

    幼虫による食害

テックス板(誘殺板)による初動防除

ミカンコミバエのまん延を防止するため、農林水産省植物防疫所が県、市およびJAと協力し、確認された地点を中心に半径2キロメートル圏内1,000箇所にテックス板を設置するとともに、発生源となる不用果実の除去についても生産者へお願いをしています。

○初動防除する地区:町内全地区

○令和5年7月12日(水曜日)、1,000箇所に設置。

○テックス板:約4.5センチメートル四方の植物質繊維の板で誘引剤と殺虫剤を含ませたもので、自然に土に還る素材で作られています。

大人の目線程度の高さにつけています。取り外さないようにお願いいたします。

  • テックス板丸付き



注意事項

テックス板に素手で触れないでください。

万が一、触れた場合はすぐに石鹸で洗い流してください。





まん延防止に向けたお願い

 ミカンコミバエはビワやイチゴ、トマト等の果実に卵を産み付けます。採り残した果実や地上に落下した果実は発生源となる可能性が高いので、決して放置せず、必ず地中深くに埋設するか、ビニール袋に入れて処分するなどの対応をお願いします。

 まん延防止に向けては、初期の防除が極めて重要です。地域一体となった取組みをお願いします。

  • Alt(不要果実の放置)

    出荷や自家消費しない不要果実の放置

  • Alt(野積み状態の放置)

    果実の野積み状態での放置

問い合わせ先

長与町 産業振興課:095-801-5836

JA長崎せいひ:095-825-5604

長崎県農業イノベーション推進室:095-895-2933

農林水産省門司植物防疫所長崎出張所:095-822-2691

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