本年、長崎市でビワやイチゴ等の重要害虫であるミカンコミバエが見つかっています。ビワやイチゴ等の果実を園地や庭先に放置するとミカンコミバエの発生源となる恐れがあるので、取り残した果実は処分してください。
ミカンコミバエのまん延防止にご協力をお願いします。
ミカンコミバエとは?
ミカンコミバエは、カンキツ類、ビワ等の重要害虫で、体長約7.5mm程のハエの仲間です。この害虫は、カンキツ類、ビワ、モモ、イチゴ、ナス、トマトなど多くの種類の果物や野菜に卵を産み付け、幼虫(ウジ)が中を食い荒らし、収穫できなくなります。
現在、長崎県、長崎市、JA、農林水産省植物防疫所で協力して調査と防除作業を行っています。

ミカンコミバエの成虫

幼虫による食害
まん延防止に向けたお願い
ミカンコミバエはビワやイチゴ、トマト等の果実に卵を産み付けます。採り残した果実や地上に落下した果実は発生源となる可能性が高いので、決して放置せず、必ず地中深くに埋設するか、ビニール袋に入れて処分するなどの対応をお願いします。
まん延防止に向けては、初期の防除が極めて重要です。地域一体となった取組みをお願いします。

出荷や自家消費しない不要果実の放置

果実の野積み状態での放置
テックス板(誘殺板)を設置します
誘引剤と殺虫剤を含めたもので、ミカンコミバエ種群のみを引き寄せて殺します。
これは自然に土に還る素材で作られています。
【注意】
テックス板に素手で触れないでください。
万が一、触れた場合はすぐに石鹸で洗い流してください。
問い合わせ先
長与町 産業振興課:095-801-5836
長崎市 農業振興課:095-820-6564
対馬市 農林しいたけ課:0920-53-6111
時津町 産業振興課:095-882-3801
長崎県 農産園芸課:095-895-2933
JA長崎せいひ:095-825-5604