国民年金は、日本国内に住所がある20歳以上60歳未満のすべての方が、加入しなければならない年金制度です。
昔の日本は家族で高齢者の暮らしを支えるのが一般的でしたが、少子化や核家族化が進行した今日では、長い老後を子供の収入だけで支えていくのは難しくなりました。
国民年金は、家族単位で扶養してきた昔のしくみを社会全体に広げたもので、子供の世代が老齢の世代に“仕送り”する世代間扶養のしくみになっています。
つまり、自分たちの納めている保険料が今の高齢世代を支え、自分たちが年老いたときには次の世代の納める保険料によって支えられるようになっています。
また、老後だけでなく、思わぬケガや病気で障害の状態になったとき、配偶者を亡くして遺族になったときにも年金が支給されます。
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