丸田荘の浴槽水について
老人福祉センター丸田荘の浴槽水につきましては、地下水をくみ上げて加温し、塩素濃度等の調整を行い、1階のデイサービス1か所、2階の浴場施設2か所(和風呂、洋風呂)の計3か所の浴槽へそれぞれ循環供給しています。浴場水の水質検査につきましては、長崎県食品衛生協会へ委託し定期的に実施しており、直近では2月14日に3か所の浴槽から採水し実施しております。
臨時休館の経緯について
上記2月に実施した定期検査について2月25日、2階和風呂で採水した検体において検査項目のうちレジオネラ菌について基準値を超えていた、との報告がありました。なお、1階デイサービス及び2階洋風呂の検体からは検出されていない、との報告でした。
報告を受け直ちに西彼保健所へ届出を行い、同日中に同所による立入検査が実施され、再検査で陰性を確認するまでは浴場施設の利用を休止することとなりました。
3月4日、2階和風呂再検査のための採水を実施し、長崎県食品衛生協会より3月11日、レジオネラ菌は検出されなかったとの報告を受けたことから、翌12日より営業を再開いたしました。
利用者の方への周知について
上記のとおり、丸田荘の浴槽水は、くみ上げた地下水について同じものを加温し3か所の浴槽に供給しています。原水は同じであるにもかかわらず基準値を超える菌が検出されたのは全ての浴槽(3か所)からではなく2階和風呂のみであったこと、また、当初採水日(2月14日)から検査報告のあった日(2月25日)までの間に体調不良を訴える等の情報に接していなかったことから、水質検査の公表については再検査の結果をもって判断することとしました。
また、再検査の結果が出るまでの期間において、通常行う清掃作業や設備点検に加え、西彼保健所から助言いただいた箇所も清掃を実施することとなりました。
その結果、2月25日から休館をするにあたり、利用者の方へは、「設備点検のため当分の間休館します」との表現で周知をいたしました。
今後の対応について
再検査の結果が判明するまで利用者の方に不要な不安を与えないようにとの考えもあり、上記のような周知行いましたが、3か所のうち1か所からでも検出されたことが分かった時点で事実をお伝えるべきであったと考えております。
今後は、今回のような検査結果が出ないような施設管理を行うことはもとより、万が一同様の事例が発生した際の対応方法等につきまして検討してまいります。
なお、現在は、再検査において正常であることを確認しておりますので、安心してご利用ください。