前田川内洞穴は、岡郷にあります。かつて「ぬすと岩」と称され賭博が行われていた場所で、昭和44(1969)年から昭和50(1975)年にかけて調査が行われました。所在地の標高は52mで、調査時の開口部の高さは60cm程、奥行は4m程、洞内奥部の高さは1.2m程でした。縄文土器14点が出土し、押型文土器が確認されており、町内で確認された最古(約8,000年前)の土器です。その他に石器が数点、掻器や凹石などが出土しています。
洞穴は押型文土器時期の短い期間に利用されていたとみられているため、生活の拠点ではなく、限られた時期のドングリなどの採集基地のような場所だったのかもしれません。

前田川内洞穴
場所