Q.どうして毎年受けないといけないの?
日本人の死因の上位を占めるのは、がん、心臓病、脳卒中です。これらはすべて生活習慣と深いかかわりがあるため、生活習慣病とよばれています。生活習慣病は、自覚症状がないまま進行し、ある日突然、命にかかわる疾患を引き起こすことがあります。予防のためには、毎年特定健診でチェックし異常が小さいうちに対処することが必要です。
Q.やせているからメタボには関係ないし受けなくていいよね?
特定健診はメタボに着目した健診ではありますが、様々な病気の芽をみつけられますので、体型に関わらず受診しましょう。
Q.かかりつけ医で検査を受けている場合は受けなくていいの?
特定健診とかかりつけ医での検査は、検査項目が違う場合がありますので、可能であればあらためて特定健診を受診されることをおすすめします。特定健診受診が難しい場合は、検査結果の提出をお願いしています。
◆長与町国民健康保険の実施する健診項目
●特定健診
健診項目 |
内容 |
基準値外の場合に疑われる疾患の一例 |
問診 |
現在の健康状態や生活習慣を確認します。 |
ー |
身体計測 |
身長、体重、腹囲の測定。肥満度の指標であるBMIの計算をします。 |
内臓脂肪型肥満 |
血圧測定 |
血圧を測り循環器系の状態を調べます。 |
高血圧、動脈硬化など |
血中脂質検査 |
血液中の中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)、善玉コレステロール(HDL)の量を調べます。 |
脂質異常症、動脈硬化など |
肝機能検査 |
肝機能の状態を調べます。 |
肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝障害など |
血糖検査 |
血液中の血糖値を調べます。 |
糖尿病など |
尿検査 |
尿中の糖や蛋白の有無を調べます。 |
糖尿病、腎臓病、泌尿器系疾患など |
貧血検査 |
血液中の赤血球の数や、赤血球に含まれるヘモグロビンの量を確認し、貧血の有無などを調べます。 |
貧血などの血液の病気 |
腎機能検査 |
腎臓の働きを調べます。 |
腎臓病など |
●医師が必要とした場合に実施
健診項目 |
内容 |
基準値外の場合に疑われる疾患の一例 |
心電図検査 |
不整脈や狭心症などの心臓に関わる病気を調べます。 |
不整脈、狭心症など |
眼底検査 |
眼底にある視神経や血管などの異常を調べます。 |
糖尿病性網膜症、動脈硬化など |
特定健診を受診した後は、結果を確認し必要に応じて生活習慣の見直しをしていくことが大切です。特定保健指導の対象となって案内が届いた方は、ぜひ面談を受けて一緒に生活改善に取り組みましょう。
特定健診を受けられる医療機関はこちら⇒健診を実施している医療機関一覧
特定保健指導