ダニ媒介感染症とは
病原体をもったダニに刺されることによって起こる感染症のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息地に立ち入ると刺されることがあります。
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺された人が病気を発症することがあります。
長与町に多いマダニ
西彼保健所管内における過去のダニ媒介性感染症の患者発生届出状況は、例年患者発生の報告があっているようです。特に4月から11月にかけて報告されています!
春から秋(3月から11月)にかけては、マダニ等の活動が活発になる時期ですので、ご注意ください。
咬んでいるマダニを見つけたら?
吸血しているマダニは、皮膚に頭を突っ込んで、セメント様物質を出して1週間程度しがみついているので、簡単には抜けません。素人がピンセット等で体部を押して取ろうとすると、マダニが持つ病原体を含んだ液体が人間の体内に入り込む恐れやマダニの一部を取り残す恐れがあります。
発熱や発疹等の症状が出たら?
マダニに咬まれた後2週間程度は、体調の変化に注意してください。重症化を防ぐために、早期受診、早期治療が重要です。
正しい知識を身に着けて、正しく恐れましょう!
予防対策
ダニに咬まれないようにすることが重要です。特にダニの活動が盛んな春から秋にかけて注意しましょう。
ダニに咬まれていても、痛みや痒みはあまりなく、気づかないことが多いようです。屋外活動後の着替え時などに、ダニが吸着していないか確認してください。
- 雑木林や草むらなど、ダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくしましょう。
- マダニ用の防虫スプレー(忌避剤)を使用しましょう。
- 屋外活動後は、衣服や身体をはたいてダニ類を落としましょう。
- 屋外活動後は、入浴してダニに咬まれていないか確認しましょう。
- 吸血中のマダニを見つけた場合は、できるだけ医療機関(皮膚科など)で処置してもらいましょう。
- ダニに咬まれた後に、発熱等の症状があった場合は、医療機関を受診しましょう。その際、医師にダニに咬まれたことを伝えてください。
マダニに対する忌避剤の効果と特徴(国立感染症研究所 「マダニ対策、今できること」より抜粋
関連サイト
ダニ媒介感染症とは(長崎県)(外部リンク)
ダニ媒介感染症の予防(長崎県)(外部リンク)