公金受取口座登録制度について
公金受取口座登録制度とは
公金受取口座登録制度とは、国が実施する制度です。
公金とは、行政から国民に支払われる、給付金や還付金などの公的なお金のことを言います。(公共料金のことではありません)
将来、新たな給付金などを受け取ることになった場合に、給付金などの振込先として使用したい預金口座をあらかじめ国に登録しておくことで、今後の給付金などの申込手続や支払い手続の手間を簡略化するためのものです。
詳細は、デジタル庁が公表している次のページをご参照ください。
公金受取口座登録のメリット
公金受取口座を登録することで、国が給付金などの公的な給付の振込先口座をあらかじめ知ることができます。
これにより、今後新たな給付金などの給付を受ける際、登録済みの公金受取口座を利用することで、給付金の申請書に口座情報を記載したり、通帳やキャッシュカードの写しを添付するといった手間を省略することが可能になります。
公金受取口座の登録方法
公金受取口座の登録は、以下のいずれかの方法により行います。
- 1.マイナポータルから登録する
- 2.所得税の確定申告(マイナンバーカード方式)の際に登録する
- 3.金融機関の窓口で登録する(令和5年度下期以降開始予定)
マイナポータルからの登録
公金受取口座をマイナポータルから登録する場合は、次の2つの方法があります。
詳細は、次のリンク先をご参照ください。
いずれの場合も、マイナンバーカード、マイナンバーカードを読み取る機器、マイナンバーカードの暗証番号(数字4桁)、インターネット環境が必要になります。
- 1.マイナンバーカード読み取りに対応したスマートフォンを使用し、「マイナポータルアプリ」から登録する
- 2.マイナンバーカード読み取りに対応したカードリーダーを接続したパソコンを使用し、インターネットの「マイナポータル」ページから登録する
所得税の確定申告(マイナンバーカード方式)の際の登録
マイナンバーカードを使用してパソコンやスマートフォンで確定申告を行う際、還付金を受け取る口座を決めます。
その際に、その口座を公金受取口座として登録することができます。
金融機関の窓口での登録(令和5年度下期以降開始予定)
公金受取口座を金融機関の窓口でも登録できるように、国が現在準備を進めています。
令和5年度下半期以降開始予定のため、現時点では手続きの方法や対象になる金融機関などの詳細は未定です。
なお、預金口座を新しく作る際などに、金融機関にマイナンバーの届け出を求められることがありますが、それは公金受取口座とは別の手続ですので、ご注意ください。
(公金受取口座は国に口座を登録する制度であり、金融機関にマイナンバーを登録する制度とはまた別のものです)
公金受取口座のQ&A
公金受取口座については、「登録した口座にいくら預金があるかを国が把握するのではないか」「登録した口座から国が税金を勝手に引き出すのではないか」などの誤解が多くあります。
次のリンク先で、国が公金受取口座についての疑問に回答していますので、ご参照ください。
問い合わせ先
国のマイナンバー総合フリーダイヤル
0120-95-0178
上記の番号に電話した後、音声ガイダンスに従い、6番の「公金受取口座登録制度についてのお問い合わせ」を選択してください。