在宅医療・介護連携推進事業とは
長与町では、医療と介護の両方を必要とする状態の方が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けることができるよう、地域の医療・介護関係者の協力を得て、医療と介護サービスが切れ目なく一体的に提供される体制づくりを推進しています。
(在宅医療・介護連携推進事業の手引き Ver.3より)
在宅医療・介護連携の推進
在宅医療・介護連携推進事業は、下記の8つの項目から成り立っています。
(ア)地域の医療・介護の資源把握
町内の医療機関、介護事業所等の住所や連絡先を把握し「長与町在宅医療・介護連携リスト」を作成しています。
<一般住民向け>
<従事者向け>※2年に1回医療・介護従事者向けに作成しており、一般の方は閲覧は不可です。
(イ)在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討
「長与町在宅医療・介護連携推進協議会」を設置し、医療及び介護を必要とする方が住み慣れた地域で、安心して在宅療養生活を続けることができるよう、在宅医療及び介護連携の現状把握と課題の抽出、対応策の検討を行っています。
(ウ)切れ目のない在宅医療と介護連携体制の構築推進
地域の医療・介護関係者の協力を得て、在宅医療・介護サービスの提供体制の構築を推進しています。
(エ)医療・介護関係者の情報共有の支援
在宅での看取りや入退院時等に活用できるような情報共有シートを作成し、地域の医療・介護関係者間の情報共有を図っています。積極的にご活用ください。
(オ)在宅医療・介護連携に関する相談支援
「医療・介護連携相談窓口」を長与町地域包括支援センター内に設置し、コーディネーターとして社会福祉士を1名配置し、必要な情報の提供及び助言その他必要な援助を行っています。
(カ)医療・介護関係者の研修
医療・介護関係者の連携を実現するために、多職種が研修を通して、顔がみえる関係づくりを推進しています。令和6年度は、「医療・介護関係者の研修」として12月17日に事例検討会(①在宅復帰を希望している認知症がありフレイル状態の独居の方②在宅生活継続を希望している栄養障害がある独居の方)を実施いたしました。多職種連携と学びを深める場として多くの医療・介護関係者にご参加いただきました。
(キ)地域住民への普及啓発
在宅医療や介護について地域住民に周知・啓発するため、イベントでのアドバンス・ケア・プランニング(ACP)※1のPRや講演会を実施しています。※1 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)・・・・・万が一のときに備えて、どのような医療やケアを望んでいるかについて、本人による意思決定を基本として家族や信頼のおける人、医療・介護従事者たちがあらかじめ話し合うプロセスのことです。
●「ながよ介護フェス2024」でACPの普及啓発
令和6年11月16日(土曜日)に『ながよ介護フェス2024』で、ACP(人生会議)のオリジナルドラマの上映と多くの看取りや訪問診療をしている中尾 勘一郎先生のミニ講話を実施。たくさんの方にご来場いただき、自分のために、家族のために今後のことを考えるきっかけになったのではないか・・・と実感できました。
●終活ノートや認知症ケアパスを活用した周知・啓発活動
☆「認知症ケアパス」および「終活ノート」は必要な場合は(長与町介護保険課 801-5822)までお問い合わせください。必要部数ご準備いたします。
(ク)在宅医療・介護連携に関する関係市区町村の連携
西彼保健所主催の「病院職員との勉強会」へ出席し、広域連携の顔が見える関係の構築に努めています。